■6月1日(土)より、UK Vintage 家具全般を価格改定し値下げいたします。
【 黒船来航 】
コロナ禍の世界的な巣篭もり需要を経て、2021年頃から急激に価格が高騰したVintage家具業界。今や、世界中の人たちが北欧やイギリスに代表されるヨーロッパのミッドセンチュリー期の家具を欲しがっています。特に香港、台湾、韓国、シンガポールなどアジア圏の需要が大幅に増えた影響もある様ですね。日本国内では円安の影響もあり、以前に比べると随分値段が高くなったな〜と感じるお客様も多かったのではないでしょうか?そんな中、日本の市場では大きな変化があり、高くなりすぎた価格を企業努力によってなるべく抑えて販売する実店舗やECサイトも増えてきました。トランジスタでは自分たちが最良と考えるレストア・クオリティーを維持するために不必要なディスカウントは避けてきました。しかしながら、自由経済の中で闘う中、市場価格との乖離は否めず今回値下げを決定いたしました。自分たちの仕事に誇りを持ち ” 安売りはしたくない ” という気持ちが強くあったため、迷いに迷った決断ではありますが、輸入業として最低限の利益は確保しながら、以前よりもお求め易い価格に改定する事に踏み切りました。
もっと砕けた言い方しをます。今まで、値段は高いけど綺麗に仕上げるお店があり、一方でメンテナンスは最低限の事だけ施し安く買えるお店もありました。もちろん我々は前者を目指しましたが後者が悪いというわけではありません。それはお店の良し悪しではなく、提供側がどんな商品を売りたいかだと思います。選ぶのはお客様。少々高くても出来るだけ綺麗なものが欲しという方もいれば、味わいや使用感を重視してそれほど綺麗ではなくても安い方がいいという方もいらしゃいます。ところが、最近現れたECサイトは、『しっかりレストアもして、なおかつ安い!』
敵わんわ〜!!!どないなっとんの??? (すいません、取り乱しました…。)
まさに ” 黒船来航 ” 。業界を揺るがすほどの衝撃でした。でも、素晴らしい企業努力だと思います。次世代感あるわ〜。実店舗を持たずにコストダウンしている部分や仕入れのスケールメリットもあるかとは思いますが、それだけでは無いはず。正直そんな企業に勝てる気はしませんが(笑)、きっと見習うべきところもたくさんあるのだと思います。それに、そんな企業が現れて今よりもっともっと、G-PLANやERCOLといったUKVintageの世界が世に広まれば業界も活性化するかもしれませんね。
長くなりましたが最後に一言。今回の価格改定によって今までのやり方を変える訳ではありませんのでご安心ください。皆様が期待するトランジスタのクオリティーを維持しつつ、お届けした時にその仕上がりに感激して頂ける様なVintage家具の販売に努めていきたいと思います。我々の技術力を信じて頂ければ嬉しく思います。今後ともよろしくお願いいたします。